テレビのニュースでも松尾が怪我をして出場出来るか微妙と報道されて、当日も痛み止めの注射を打って出場する様でした。一方対するは同志社大学で大学選手権で初の三連覇を達成し、キャプテンの日本代表の司令塔スタンド・オフの平尾誠二、日本代表の巨漢ロック大八木敦史がいて学生最強と言われていました。
左(平尾)同志社 vs 右(松尾)釜石
日本ラグビーを代表する二人の天才の対決はこの時だけ。
釜石(松尾)から平尾へ時代のバトンを渡した試合と言われています。
学生券(自由席)での観戦はいつもだいたい同じ席です。電車で行くのでJR千駄ヶ谷駅で降りて線路沿いに歩いて最寄りの千駄ヶ谷門より入場し流れに沿って行くと最初の自由席入り口が電光掲示板の無い側のゴール裏で、1時間前位だと中段に座れます。午後二時キックオフ(試合開始)だと直ぐに日が当たらなくなり日陰となるので、本当は電光掲示板のバックスタンド側が日が当たり暖かいのは、その後に数回行ってから気付きました。
試合は釜石が先制するも同志社が勇猛果敢に攻めて来ます。特に目の前(だいぶ下ですが、その様に感じました)に大八木が突進して来て松尾がタックルに行きますがフっ飛ばしてトライを取ります。このプレーで松尾が痛めていた足を抑えてうずくまり、心配でした。松尾!頑張れ!!の声援が飛ぶ中、痛みが治まった様で復帰します。
ゴール前のペナルティ・キックから大歓声でお互いの声が聞こえず、8の字(実はCだった様です)を手で表現した千田横で見事なトライなど後半は釜石が圧倒し見事に七連覇を達成しました。ノーサイド後に松尾を担いで大歓声に挨拶していたのが印象的でした。釜石の応援には大漁旗が名物となっていてバック・スタンドでは大漁旗が大きく揺れていました。
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