
後の日本代表のヘッド・コーチにもなるJohn Kirwanジョン・カーワンです。

日本代表は奮闘するも三戦全敗でした。●18-21 アメリカ、● 7-60 イングランド、●23-42 オーストラリア
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優勝はニュージーランドがシャンパン・ラグビーと呼ばれていた華麗なつなぎのフランスに勝利して初の世界チャンピオンになりました。異次元の強さが衝撃的でした。
その世界一のチャンピオン、ニュージーランドAll Blacksが来日して、国立競技場で日本代表とテスト・マッチをすると言うことで、観に行った楽しい想い出を書いてみました。
早明戦、日本選手権と満員の国立競技場には何回か観戦に来ているので、満員の観客は慣れていましたが、ナイターと言うのは初体験です。プロ野球のナイター観戦と言うのも小学生の頃に父親に後楽園球場に連れて行って貰ったことがあるので経験済みでしたが、満員の国立競技場でのナイターと言うのは、独特の雰囲気でした。
生で観るウォークライHAKAに感動し、数少ない日本代表のアタックにどよめき、何よりもニュージーランドAll Blacksの圧倒的な強さだけが印象に残っています。テレビで観たラグビー・ワールドカップでの異次元の強さを生で観られたことは、とても感動をしました。

日本代表が必死にタックルをするのに、ボールをつながれて簡単にトライを重ねて行きました。憧れのジョン・カーワンのトライを観ることも出来ました。試合としては、圧倒的でしたが、一番盛り上がったのは、日本代表の唯一の得点であった隅っこにWTBウイングの沖土居がトライした場面でした。
会社のラグビー部の仲間と数人で観戦に行きましたが、他にも同じラグビー部で何人かが別の席で観戦していた様です。ロックの声の大きな先輩の声援が聞こえたことを覚えています。
世界一の活躍に酔いしれ、帰りに反省会は忘れずに居酒屋で行い、とにかく凄かったなぁと話をしました。
~試合の記録~
1987年11月1日(日)18:30KO
国立競技場
点数:New Zealand 106-4 日本代表
メンバー:
All Blacks

1. R. W. Loe
2. S. B. T. Fitzpatrick
3. S. C. McDowall
4. B. L. Anderson
5. G. W. Whetton
6. Z. V. Brooke
7. M. R. Brewer
8. W. T. Shelford (Captain)
9. I. B. Deans
10. G. J. Fox
11. T. J. Wright
12. N. J. Schuster
13. B. J. McCahill
14. J. J. Kirwan
15. J. A. Gallagher
日本代表

1. 木村敏隆(ワールド)
2. 藤田剛(日新製鋼)
3. 相沢雅晴(リコー)
4. 林敏之(神戸製鋼)
5. 大八木淳史(神戸製鋼)
6. 桜庭吉彦(新日鐵釜石)
7. 宮本勝文(同志社大4年)
8. シナリ・ラトゥ(三洋電機)
9. 小西義光(サントリー)
10. 平尾誠二(神戸製鋼)
11. 沖土居稔(サントリー)
12. 朽木英次(トヨタ)
13. 吉永宏二郎(マツダ)
14. ノフォムリ・タウモエフォラウ(三洋電機)
15. 向井昭吾(東芝府中)
得点:
All Blacks
トライ
B. L. Anderson,
M. R. Brewer (2),
Z. V. Brooke (4),
I. B. Deans (3),
S. B. T. Fitzpatrick,
J. J. Kirwan (3),
R. W. Loe,
S. C. McDowall,
W. T. Shelford (2),
G. W. Whetton
コンバージョン
G. J. Fox (15)
日本代表
トライ
沖土居稔(サントリー)
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