2017年のChampionshipチャンピオン・シップの第6戦の優勝を決めているNZニュージーランドALL BLACKSオール・ブラックスとSOUTH AFRICA南アフリカSPRINGBOKSスプリングボクスの対戦は、南アフリカの南端ケープタウンにあるDHL Newlandsニューランド・スタジアムで行われました。
三週間前の対戦では記録的な大敗を喫してしまった南アフリカがホームでのゲームです。ホームでの意地を見せたい南アフリカ、気持ちが入ります。
両国の国歌斉唱。アウェイのNZ国歌God Defend New Zealandゴッド・ディフェンド・ニュージーランドに続き、ホームの南アフリカ国歌Nkosi Sikelel' iAfrikaです。
エスコートの子供が胸に手を当てて一緒に国歌斉唱していましたが、耳をふさいでいます。歓声が凄いのか、プレーヤーの唄声が大きかったのかなと思いましたが、国歌の直後に花火で盛り上げるのを知っていたんですね。怖いのに逃げずに偉いです。しぐさが可愛かったです。
試合開始から積極的に攻める南アフリカ。一瞬のスキをつくNZ、しかしミスがあり得点・トライになりません。一進一退の攻防が続く、接戦の観ている人はワクワクする息詰まった展開です。
先制は南アフリカのPG。直ぐにNZが追い付きます。最後の詰めの部分でミスの多いNZですが、ディフェンスは速く南アフリカも攻め込めません。南アフリカのキックをチャージしたNZがトライを取ります。前半は8-3とNZがリード。
ハーフ・タイム。元キャプテンのJean de Villiersジャン・デヴィリアスがコメンテーターとして登場します。
前回(第八回)ラグビー・ワールドカップ2015イングランド大会の南アフリカのキャプテンでした。初戦の日本戦でまさかの世紀の番狂わせをされてしまい意気消沈のチームを次戦でしっかりと、立て直しました。結果は日本戦のアクシデントはありましたが、プールで一位通過の準決勝で優勝のNZを一番追い詰めて、三位となりました。
南アフリカのキャプテンでの経歴が長く、偉大なプレーヤーの一人ですが、ケガが多く、RWC2015の日本戦の後のSamoaサモア戦で怪我をしてしまい、引退することになってしまいました。
後半に入り、先手はホームの南アフリカが得意のフォワードの突進からトライとゴールで逆転。しかしNZが攻め込まれてからインターセプトをしてトライで逆転。更に連続攻撃で南アフリカがトライとゴールで逆転。しかしNZがカウンター・アタックでトライをし逆転。そして75分NZのDGを狙い引き離しにかかります。このDGのチャージで南アフリカがレッド・カードで退場。NZがPGを決めて八点差。一人少ない中、必死に攻める南アフリカはゴール前5mのライン・アウトからモールでトライ、ゴールが決まり、25-24の僅か一点差でした。
チャンピオン・シップのNZ対南アフリカのゲームでは、アシスタント・レフリーを久保修平さんが務めました。世界一を決める様な大きなゲームに日本人が参加していることは驚きです。そして、とても誇らしいです。
久保修平、1981年6月9日生まれ、日本ラグビーフットボール協会所属
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2017年10月29日
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