2017年10月31日

ワラビーズがやって来る

テストマッチ・シーズンが始まりました。
*テストマッチ・シーズンとは、北半球と南半球が同じ気候の時期の6月と11月にテストマッチを行います。ラグビーは冬のスポーツなので冬になる地域へ遠征をすることが多いです。
*南半球は日本と季節が反対です。現在に6を足した季節です。(例)日本の11月は、(11+6=17、17月は無いので12を引いて、5となります)南半球は5月の気候で、これから夏に迎います。

Wallabies-Logo.png

日本代表は、世界選抜との対戦の後、世界三位のAustraliaオーストラリア代表のWallabiesワラビーズと対戦します。11/4(土)14:40 KOキック・オフ、横浜日産スタジアム
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日本は現在、世界ランク十一位です。

世界ランクはこちらです。

日本代表は、10/か22ら福岡宗像で強化合宿を行い、世界選抜戦で最終確認を行いました。この試合は、勝ち負けと言うよりは、仕上がり具合の確認の意味合いが強いです。勿論、勝つにこしたことはありません。

日本代表のテストマッチのスケジュールです。
11/ 4 vs Australiaオーストラリア代表(世界三位)
 14:40KO 横浜日産スタジアム

11/19 vs Tongaトンガ代表(世界十三位)
 17:15KO Stade Ernest-Wallonスタッド・アーネスト・ワロン、フランス

11/26 vs Franceフランス代表(世界八位)
 20:45KO U Arena Uアリーナ、フランス


テストマッチ・シーズンに向けて、新たな日本代表のプレーヤーも追加されているので、チームとしての強化と調整を兼ねて強化合宿を行い、戦術の確認、理解の深耕、体力・知力の強化を行います。

日本にやってくるワラビーズも同様です。国の代表チームは、期間限定の寄せ集めチームなので、何処の国でもテストマッチ前に強化合宿を行っています。

ワラビーズのテストマッチのスケジュールです。
10/28 vs Barbariansバーバリアンズ
  Sydney Allianz Stadiumシドニー・フットボール・スタジアム
*Barbaliansバーバリアンズとは、ホームを持たないクラブ・チームで役員により選出された世界の一流プレーヤーで編成されます。発祥は英国で、バーバリアンズとは野蛮人の意味です。ジャージは白と黒の段柄でストッキングはプレーヤーの所属クラブのものを着用し最低一人のノンキャップのプレーヤーを加える伝統があります。
この試合の前半20分頃に面白いプレーがありました。

ワラビーズも経験の少ない若手が多く出場していましたが、主力のJack Dempseyジャック・デンプシーFLフランカーが足を痛めて交代してしまいました。

11/ 4 vs 日本代表(世界十一位)14:40KO 横浜日産スタジアム
11/12 vs Walesウェールズ(世界七位)
 17:15KO Principality Stadium, Walesミレニアム・スタジアム

11/19 vs Englandイングランド(世界二位)
 15:00KO Twickenham, Englandトゥイッケナム

11/26 vs Scotlandスコットランド(世界六位)
 14:30KO BT Murrayfield, Scotlandマレーフィールド


10/28の日本代表(テストマッチでは無いので、日本選抜)と世界選抜との対戦では、敗れはしましたが、世界レベルのプレーヤーに通じるプレーもありました。しかし、この試合で怪我人が出てしまったのが心配です。田中史郎SHスクラム・ハーフ、山田彰仁WTBウイング、田村優SOスタンド・オフが怪我により交代をしてしまいました。(若手にはチャンスです)
山沢拓也.jpg
強化合宿は当然のことながら、キツイ、辛い、ハードワークをしているので、疲れが蓄積されていたのでしょう。限界を乗り越えてこそ本当の力がつくのかもしれませんが、心配です。いくらキツイ練習でも、やはり試合は別物で、相手が本気で来るので、気が抜けません。

頑張れ、日本!!

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2017年10月29日

2017 Championship game 6

2017年のChampionshipチャンピオン・シップの第6戦の優勝を決めているNZニュージーランドALL BLACKSオール・ブラックスとSOUTH AFRICA南アフリカSPRINGBOKSスプリングボクスの対戦は、南アフリカの南端ケープタウンにあるDHL Newlandsニューランド・スタジアムで行われました。
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三週間前の対戦では記録的な大敗を喫してしまった南アフリカがホームでのゲームです。ホームでの意地を見せたい南アフリカ、気持ちが入ります。
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両国の国歌斉唱。アウェイのNZ国歌God Defend New Zealandゴッド・ディフェンド・ニュージーランドに続き、ホームの南アフリカ国歌Nkosi Sikelel' iAfrikaです。

エスコートの子供が胸に手を当てて一緒に国歌斉唱していましたが、耳をふさいでいます。歓声が凄いのか、プレーヤーの唄声が大きかったのかなと思いましたが、国歌の直後に花火で盛り上げるのを知っていたんですね。怖いのに逃げずに偉いです。しぐさが可愛かったです。
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試合開始から積極的に攻める南アフリカ。一瞬のスキをつくNZ、しかしミスがあり得点・トライになりません。一進一退の攻防が続く、接戦の観ている人はワクワクする息詰まった展開です。
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先制は南アフリカのPG。直ぐにNZが追い付きます。最後の詰めの部分でミスの多いNZですが、ディフェンスは速く南アフリカも攻め込めません。南アフリカのキックをチャージしたNZがトライを取ります。前半は8-3とNZがリード。
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ハーフ・タイム。元キャプテンのJean de Villiersジャン・デヴィリアスがコメンテーターとして登場します。
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前回(第八回)ラグビー・ワールドカップ2015イングランド大会の南アフリカのキャプテンでした。初戦の日本戦でまさかの世紀の番狂わせをされてしまい意気消沈のチームを次戦でしっかりと、立て直しました。結果は日本戦のアクシデントはありましたが、プールで一位通過の準決勝で優勝のNZを一番追い詰めて、三位となりました。
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南アフリカのキャプテンでの経歴が長く、偉大なプレーヤーの一人ですが、ケガが多く、RWC2015の日本戦の後のSamoaサモア戦で怪我をしてしまい、引退することになってしまいました。
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2017 Championship RWC2017 RSA vs SAM 69min.jpg
後半に入り、先手はホームの南アフリカが得意のフォワードの突進からトライとゴールで逆転。しかしNZが攻め込まれてからインターセプトをしてトライで逆転。更に連続攻撃で南アフリカがトライとゴールで逆転。しかしNZがカウンター・アタックでトライをし逆転。そして75分NZのDGを狙い引き離しにかかります。このDGのチャージで南アフリカがレッド・カードで退場。NZがPGを決めて八点差。一人少ない中、必死に攻める南アフリカはゴール前5mのライン・アウトからモールでトライ、ゴールが決まり、25-24の僅か一点差でした。

チャンピオン・シップのNZ対南アフリカのゲームでは、アシスタント・レフリーを久保修平さんが務めました。世界一を決める様な大きなゲームに日本人が参加していることは驚きです。そして、とても誇らしいです。
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久保修平、1981年6月9日生まれ、日本ラグビーフットボール協会所属
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2017 Championship 6 Kubo.jpg


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2017年08月17日

世界一のAll Blacks初観戦

1987年(昭和62)年、社会人になって2年目にラグビーのワールドカップが南半球のニュージーランドとオーストラリアで行われました。開幕戦の開催国ニュージーランド対イタリアの試合をテレビで観戦して(民放の生放送だったと思います)192cm、90kgのウイングが90mを独走する姿を観て、身体の大きさと走る迫力に度肝を抜かれて驚きました。
John Kirwan.jpg

後の日本代表のヘッド・コーチにもなるJohn Kirwanジョン・カーワンです。
John Kirwan.jpg

日本代表は奮闘するも三戦全敗でした。●18-21 アメリカ、● 7-60 イングランド、●23-42 オーストラリア
ラグビー・ワールドカップ1987の記事

優勝はニュージーランドがシャンパン・ラグビーと呼ばれていた華麗なつなぎのフランスに勝利して初の世界チャンピオンになりました。異次元の強さが衝撃的でした。

その世界一のチャンピオン、ニュージーランドAll Blacksが来日して、国立競技場で日本代表とテスト・マッチをすると言うことで、観に行った楽しい想い出を書いてみました。
JK vs JPN.JPG

早明戦、日本選手権と満員の国立競技場には何回か観戦に来ているので、満員の観客は慣れていましたが、ナイターと言うのは初体験です。プロ野球のナイター観戦と言うのも小学生の頃に父親に後楽園球場に連れて行って貰ったことがあるので経験済みでしたが、満員の国立競技場でのナイターと言うのは、独特の雰囲気でした。

生で観るウォークライHAKAに感動し、数少ない日本代表のアタックにどよめき、何よりもニュージーランドAll Blacksの圧倒的な強さだけが印象に残っています。テレビで観たラグビー・ワールドカップでの異次元の強さを生で観られたことは、とても感動をしました。
HAKA.jpg

日本代表が必死にタックルをするのに、ボールをつながれて簡単にトライを重ねて行きました。憧れのジョン・カーワンのトライを観ることも出来ました。試合としては、圧倒的でしたが、一番盛り上がったのは、日本代表の唯一の得点であった隅っこにWTBウイングの沖土居がトライした場面でした。

会社のラグビー部の仲間と数人で観戦に行きましたが、他にも同じラグビー部で何人かが別の席で観戦していた様です。ロックの声の大きな先輩の声援が聞こえたことを覚えています。

世界一の活躍に酔いしれ、帰りに反省会は忘れずに居酒屋で行い、とにかく凄かったなぁと話をしました。

~試合の記録~
1987年11月1日(日)18:30KO
国立競技場
点数:New Zealand 106-4 日本代表
メンバー:
All Blacks

1. R. W. Loe
2. S. B. T. Fitzpatrick
3. S. C. McDowall
4. B. L. Anderson
5. G. W. Whetton
6. Z. V. Brooke
7. M. R. Brewer
8. W. T. Shelford (Captain)
9. I. B. Deans
10. G. J. Fox
11. T. J. Wright
12. N. J. Schuster
13. B. J. McCahill
14. J. J. Kirwan
15. J. A. Gallagher

日本代表

1. 木村敏隆(ワールド)
2. 藤田剛(日新製鋼)
3. 相沢雅晴(リコー)
4. 林敏之(神戸製鋼)
5. 大八木淳史(神戸製鋼)
6. 桜庭吉彦(新日鐵釜石)
7. 宮本勝文(同志社大4年)
8. シナリ・ラトゥ(三洋電機)
9. 小西義光(サントリー)
10. 平尾誠二(神戸製鋼)
11. 沖土居稔(サントリー) 
12. 朽木英次(トヨタ) 
13. 吉永宏二郎(マツダ)
14. ノフォムリ・タウモエフォラウ(三洋電機)
15. 向井昭吾(東芝府中)

得点:
All Blacks
トライ
B. L. Anderson,
M. R. Brewer (2),
Z. V. Brooke (4),
I. B. Deans (3),
S. B. T. Fitzpatrick,
J. J. Kirwan (3),
R. W. Loe,
S. C. McDowall,
W. T. Shelford (2),
G. W. Whetton

コンバージョン
G. J. Fox (15)

日本代表
トライ
沖土居稔(サントリー) 


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posted by RUGBY ALL OUT大好き at 07:14| Comment(0) | テストマッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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