ラグビーの日本選手権はかつて、大学日本一と社会人日本一が対戦し、1月15日の成人の日に国立競技場で行われていました。晴れ着姿の新成人も観戦に訪れていました。関東大学ラグビー対抗戦の早明戦(12月第一日曜日)と並びプラチナ・チケットで、入手するのが大変でした。
日本選手権は大学日本一を決定する大学選手権が12月20日頃から、1月8日が決勝、社会人の全国大会も同じ時期に開催されて、チケットは一ヵ月前位からの発売なので未だ対戦相手は判らない状態でのチケット購入となります。
社会人となり、ボーナスも出たのでと、チケット発売日に新宿のチケット・センター(西新宿の地下街)に開店前に行って並んで購入をしました。彼女と私の両親、妹の分の合計6枚の一番良い(=高い)席のS席を購入しました。@3,000円×6=18,000円位だったでしょうか。
1987年(昭和62年)の対戦は早稲田大学と東芝府中です。国立競技場へは何度も行っていましたが、指定席は初めてでメイン・スタンドです。
早稲田大学は1年生トリオが大活躍した年でSHの堀越、CTB藤掛、WTB今泉がレギュラーとして出場し、伝説の雪の早明戦ではゴール前に釘付けになってもトライをさせないディフェンスが強いチームです。
東芝府中は初の社会人優勝で花岡キャプテンを中心とした機動力のある大型フォワード、突破力のあるCTB石川、日本代表FB向井、ベテランWTB戸嶋がいました。
大観衆慣れしている早稲田が学生らしい素早い展開でリードをして、大舞台に飲み込まれて浮足だっていた東芝府中が徐々に地に足が付いた感じで、フォワードが前に出始めて逆転、後半に入り若さと速さで早稲田が優位に試合を進めて学生としては、2年振りの日本選手権で優勝をしました。
早稲田の今泉のペナルティ・ゴール、ゴール・キックでは、「1、2、3、4、5」の大歓声がかかり、五郎丸のルーティンにも負けない位の人気でした。
この翌年から神戸製鋼の七連覇が始まり、外国人選手の参加もあり、学生との差が広がり、日本選手権のやり方が変わって行きます。
両チームの持ち味が出て、とても楽しめた良い試合でした。下の妹は受験勉強の為、行かずにチケットを合格お守りとして、無事難関の高校に合格しました。
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2017年07月30日
2017年07月15日
釜石七連覇
高校のラグビー部の顧問の先生のおかげでラグビー観戦は何回も無料で行きました。北の鉄人・新日鉄釜石の七連覇V7のかかった、司令塔スタンド・オフで監督の松尾雄治の引退試合でもありました。
テレビのニュースでも松尾が怪我をして出場出来るか微妙と報道されて、当日も痛み止めの注射を打って出場する様でした。一方対するは同志社大学で大学選手権で初の三連覇を達成し、キャプテンの日本代表の司令塔スタンド・オフの平尾誠二、日本代表の巨漢ロック大八木敦史がいて学生最強と言われていました。
左(平尾)同志社 vs 右(松尾)釜石
日本ラグビーを代表する二人の天才の対決はこの時だけ。
釜石(松尾)から平尾へ時代のバトンを渡した試合と言われています。
学生券(自由席)での観戦はいつもだいたい同じ席です。電車で行くのでJR千駄ヶ谷駅で降りて線路沿いに歩いて最寄りの千駄ヶ谷門より入場し流れに沿って行くと最初の自由席入り口が電光掲示板の無い側のゴール裏で、1時間前位だと中段に座れます。午後二時キックオフ(試合開始)だと直ぐに日が当たらなくなり日陰となるので、本当は電光掲示板のバックスタンド側が日が当たり暖かいのは、その後に数回行ってから気付きました。
試合は釜石が先制するも同志社が勇猛果敢に攻めて来ます。特に目の前(だいぶ下ですが、その様に感じました)に大八木が突進して来て松尾がタックルに行きますがフっ飛ばしてトライを取ります。このプレーで松尾が痛めていた足を抑えてうずくまり、心配でした。松尾!頑張れ!!の声援が飛ぶ中、痛みが治まった様で復帰します。
ゴール前のペナルティ・キックから大歓声でお互いの声が聞こえず、8の字(実はCだった様です)を手で表現した千田横で見事なトライなど後半は釜石が圧倒し見事に七連覇を達成しました。ノーサイド後に松尾を担いで大歓声に挨拶していたのが印象的でした。釜石の応援には大漁旗が名物となっていてバック・スタンドでは大漁旗が大きく揺れていました。
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テレビのニュースでも松尾が怪我をして出場出来るか微妙と報道されて、当日も痛み止めの注射を打って出場する様でした。一方対するは同志社大学で大学選手権で初の三連覇を達成し、キャプテンの日本代表の司令塔スタンド・オフの平尾誠二、日本代表の巨漢ロック大八木敦史がいて学生最強と言われていました。
左(平尾)同志社 vs 右(松尾)釜石
日本ラグビーを代表する二人の天才の対決はこの時だけ。
釜石(松尾)から平尾へ時代のバトンを渡した試合と言われています。
学生券(自由席)での観戦はいつもだいたい同じ席です。電車で行くのでJR千駄ヶ谷駅で降りて線路沿いに歩いて最寄りの千駄ヶ谷門より入場し流れに沿って行くと最初の自由席入り口が電光掲示板の無い側のゴール裏で、1時間前位だと中段に座れます。午後二時キックオフ(試合開始)だと直ぐに日が当たらなくなり日陰となるので、本当は電光掲示板のバックスタンド側が日が当たり暖かいのは、その後に数回行ってから気付きました。
試合は釜石が先制するも同志社が勇猛果敢に攻めて来ます。特に目の前(だいぶ下ですが、その様に感じました)に大八木が突進して来て松尾がタックルに行きますがフっ飛ばしてトライを取ります。このプレーで松尾が痛めていた足を抑えてうずくまり、心配でした。松尾!頑張れ!!の声援が飛ぶ中、痛みが治まった様で復帰します。
ゴール前のペナルティ・キックから大歓声でお互いの声が聞こえず、8の字(実はCだった様です)を手で表現した千田横で見事なトライなど後半は釜石が圧倒し見事に七連覇を達成しました。ノーサイド後に松尾を担いで大歓声に挨拶していたのが印象的でした。釜石の応援には大漁旗が名物となっていてバック・スタンドでは大漁旗が大きく揺れていました。
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